「切削達人」集団 株式会社永田製作所 広報 永田菜々です。
私が、大学2年生頃です。
絶賛コロナ過の為、講義はリモート、部活は制限されているという時期でした。
リモート講義の一つに、家で料理を作りレポートを提出するというものがありました。
パンをつくったり餃子をつくったりと講義で作ったものは家族に食べてもらうという生活をしていました。
そのうちの一つにりんごジャムを作るという講義がありました。
せっかくだからと少し高めのりんごを使い作ったりんごジャムは、 お店に出せるかも!?というぐらい美味しく完成。
かなり多くなったので、半分は自宅用に半分は曾祖父の家へ持っていくことにしました。
数か月たち、母が曾祖父の家に行ったとき「また菜々が作ったりんごジャムが食べたい」と言っていると、 聞きましたが、その時、コロナの制限が緩和され本格的に部活動が始まっていた私は「忙しいからまた今度ね」 と答えました。
それから半年後、曾祖父は他界。
急だったため、また食べたいと言っていたりんごジャムを食べてもらえないまま天国へと旅立っていきました。
あの時忙しいからと後回しにせず作っていたらじいちゃんの喜ぶ姿見れたかなと後悔が残りました。
最後のお別れの前、「あの時りんごジャムを作れなくてごめんね」と書いた手紙をそっと棺に入れました。
大切な人が急にいなくなるという体験が初めてで、 当時、悲しさと後悔という感情に包まれたことを今でも鮮明に覚えています。
以前の私は、忙しいからと何事も後回しにするタイプでした。
この経験から、自身のやるべきことに優先順位をつけて物事を進めること。
やらなくて後悔するよりやって後悔した方がいいということを学びました。
失敗を恐れず、これからも様々なことに挑戦していきたいと思います。