切削達人集団「永田製作所」/精密機器・油圧機器、熱処理後の仕上げ加工、円筒研磨、切削加工ならお任せ下さい

切削達人ブログ

2025年4月

  • 熱処理後の切削加工を得意とする東大阪にある永田製作所 永田弘です。

    最近、こんなお悩みをよく耳にします。

    「長く付き合ってきた加工先が廃業してしまって、新たな加工先を探している」
    「特に熱処理が入る製品だと、対応してくれる会社が本当に少ない」

    とくに長尺シャフトなどの製品になると、探しても探しても“頼れる先”がなかなか見つからないという声を多くいただきます。

    長尺シャフトの加工におけるよくあるお困りごと

    1. 一から加工先を探すと、品質がわからず不安
    2. シャフトが長いとひずみが出る、曲がってしまう
    3. 熱処理が入ると、対応できる会社が限られる
    4. 素材によって伸び縮みするため、寸法が安定しない
    5. 焼入れ後に曲がるので、歪み取りが必要

    これらの課題、永田製作所がまるっと対応できます。

    小さな部品に宿る、大きな技術力
    〜ミシン部品製造の原点から培った“熱処理対応力”〜

    材質や熱処理条件によって、寸法が微妙に変化するのは当然のことです。

    永田製作所は創業当初、ミシン部品の製造からスタートしました。 ミシンに使われる部品は、どれも小さくて精密です。しかし、その一つひとつに求められるのは、高い強度と寸法精度です。

    中でも特に重要なのが「熱処理」
    小さな部品であっても、熱処理を行うことで鋼材の硬度や強度が格段に上がり、大きな部品と同等の耐久性を持たせることが可能になります。

    ところが、ここに大きな壁があるのです。


    熱処理=寸法変化との戦い
    熱を加えて冷やす工程では、素材が伸びたり縮んだり、微妙に歪んだりすることが避けられません。 このわずかな変化が、精密部品の製造では致命的なズレに繋がってしまいます。

    永田製作所はミシン部品製造の中で、こうした“熱処理後の寸法変化に向き合ってきました。

    • どの材質が、どの温度でどれだけ変化するのか
    • 歪みをどうやって予測し、どう調整するか
    • 熱処理後に必要な仕上げ加工は何か

    こうした現場の試行錯誤と経験の積み重ねが、今日の技術の土台となっています。

    加工先選びでお困りの方へ

    「困ってから探す」ではなく、「困る前に相談できる加工先」として、 長尺シャフト、熱処理後の高精度仕上げ品なら、まずは永田製作所にご相談ください。

    図面やご要望を元に、最適な加工方法をご提案いたします。 技術と経験、そして安心のネットワークで、御社のモノづくりを支えます。

    ▼お問合せ
    TEL:06-6723-8111
    お問い合わせフォームはこちら

  • *大阪府東大阪市で金属の切削加工を手がける町工場*株式会社永田製作所で広報を担当しております、永田菜々です。現場でのリアルな学びや取り組みを、自社の視点でお届けしています。

    先日、和歌山県田辺市にある高垣工務店さんを訪問し、「採用」「定着」「次世代リーダーの育成」「事業承継」をテーマにした研修に参加してきました。
    研修の中で特に心に残ったのが、人材育成の軸として取り入れられている「メンタリング」の考え方です。

    和歌山県田辺市にある高垣工務店さん
    研修場所は、高垣工務店さんの中にあるシリコンバー(知って理解が混在する場所)という意味が込められている。

    このメンタリングでは、「まずは自分自身を受け入れること」から始まります。
    研修のなかでは、自分の口癖や、つい言ってしまった否定的な言葉、そして言われて傷ついた言葉などを全体で共有する時間がありました。
    思い出したくない過去や、「なんであんなこと言ってしまったんだろう…」という後悔に向き合うのは勇気がいること。でも、そこから目をそらさずに受け止めることが、自分自身を受け入れる第一歩なんだと感じました。

    その後、その否定的な言葉を「肯定的な言葉」に言い換えてみるゲームを行いました。
    例えば、誰かを叱るときに強い言葉を使うと、言われた相手だけでなく、まわりで聞いている人もイヤな気持ちになります。
    そして実は一番ダメージを受けるのは、そんな言葉を発した自分自身
    だからこそ、普段からポジティブな言葉を意識して使う。
    そうすると自分の考え方が変わっていき、自分自身の未来だって変えていける。そんなことに気づかせてくれる時間でした。

    高垣工務店では、こうした考え方を会社全体で実践し、スタッフ一人ひとりが「なんでも言い合える雰囲気づくり」に力を入れているのが印象的でした。
    このあたたかい空気感が、採用の場面でも「ここで働いてみたい」と感じさせるポイントになっていて、入社後の定着にもつながっているそうです。

    さらに、そのチームづくりの考え方やコミュニケーションのルールは、社内だけにとどまらず、地域や学校にも広がっているとのこと。
    会社という枠を超えて、地域全体であたたかいつながりを育てていく——そんな取り組みをされているのが、高垣工務店の魅力のひとつだと感じました。

    今回の研修で学んだのは、スキルや制度だけではなく、「人と人との関係性をどう育てていくか」という本質的な部分でした。
    自分自身を受け入れることから始まるチームづくり、私自身の働き方にも、しっかり持ち帰って活かしていきます。

  • モノづくりの町東大阪で熱処理工程のある切削加工を得意とする技術集団『切削達人』代表の永田弘です。

    突然ですが、みなさんパインアメって知ってますか?
    黄色い甘くてドーナツ形状のあの飴です。一度は皆さんも食べたことがあるのではないでしょうか!
    先日、パイン株式会社の上田豊会長のお話を聞かせて頂く機会があり、創業77年モノづくり企業の成功の秘訣を学んできました!!

    「パインアメ」は、先代が戦争から帰ってきて山ほど食べたいと思ったのがデルモンテのパイナップルの缶詰だった!というのがはじまりで、当時高価で庶民の憧れだったパイン缶の味が1個1円の飴で味わえたら誰もが喜ぶだろうと思いついた!のが誕生秘話だそうです。

    私も幼少期から口にしてきた懐かしい味ですが、味や外径、厚み。そして独特なあの穴の内径も日々改良に改良を重ねていると聞いて驚きました。
    大胆な変更はせず少しずつ改良を重ねることでお客様には安心感を与え、あえて変わっていないように見せかけているそうです。
    たしかに、口にして味や形が大きく変わってしまうと違和感を覚えたり不安になったりしますね!

    お伝えできないほど素晴らしい取り組みをされている同社ですが、特に弊社も導入したいと思ったのがバリアフリーな社風創りです。
    会長を呼ぶ際に「会長!」と呼んでも返事をしないそうです。皆さん「豊さん」と。その理由は、上下関係をあえてなくしトップダウンではなくボトムアップの社風にすることで下からの意見に耳を傾け、まずはさせてみる。
    会長は、お金のことや銀行との折衝、設備投資などの決裁をするだけとのことです。意見やアイデアが採用されスタッフ自身の責任感ややりがいが芽生えてくるので良い空気になるとのこでした。
    【スタッフが自ら行動して会社を作っていく】
    会長はそっと見守り、そして未来にバトンを繋いでいくのが仕事だとおっしゃっていました!

    できる限り主体性をもって行動してほしいと思うのですが、ついつい口を出してしまうのが私の性格です。
    今回のお話を聴いて、会社の仕組みを作るのは私の仕事ですが、スタッフの意見やアイデアに耳を傾けそっと見守り、取り入れる柔軟な姿勢を学びました。
    口出ししたい時には、前阪神タイガースの岡田監督が試合中ずっと口に入れて戦況を見守って舐めていたように、アレ(パイン飴)を口に放り込みグッと堪えて見守りたいなと思いました!(笑)

    しばらく舐めていなかったパイン飴は、昔と変わらず安定、安心の味で幼少期の思い出が蘇ってきました♪

  • 「切削達人」集団 株式会社永田製作所 広報 永田菜々です。

    先日、大阪府にあるサントリー山崎蒸溜所を訪れました。
    緑豊かな山あいにひっそりと佇む蒸溜所は、日本で初めて本格的なウイスキーづくりが始まった場所です。
    この地から始まった一歩が、現在のサントリーグループという大きな企業へと成長していったことを知り、ただの「工場見学」ではない重みを感じました。
    施設内を見学していると、サントリーのものづくりにおける不変の精神として「ものづくりの志」が掲げられていました。

    ーーーものづくりの志
    世界の人々の喜びと幸せのため
    歴史・伝統・文化を重んじ
    美味・健康・豊かさの創造に挑戦します

    人間社会と自然の恵みに感謝して
    お客様の安全・安心を最優先し
    環境を大切に守ります

    ものづくりの担い手としてたゆまぬ研鑽を旨とし
    安全職場の実現と技術・技能の進化向上に努め
    お客様の期待に応え続けます

    この言葉を目にしたとき、私はハッとさせられました。ウイスキーも、私たちが日々取り組んでいる金属加工も、「ものを作る」という点ではまったく同じなのだと気づいたのです。

    サントリーの創業者がなぜ山崎の地を選び、なぜ日本人の味覚に合うウイスキーを追求し続けたのかその裏側には、深い情熱と、何度失敗してもあきらめない創業者・鳥井信治郎氏の挑戦がありました。
    気の遠くなるような年月をかけて試行錯誤を重ね、ついにジャパニーズウイスキーを作り上げたのです。

    私たちは金属を削るという全く異なる仕事ですが「技術・技能の進化向上に努めお客様の期待に応え続けます」という言葉が、誰かの生活を少しでも良くしたいという想い。目には見えにくいけれど、確かに人の役に立っているという誇り。業界は違えど、そこに宿る精神は同じだと感じました。

    今回の見学を通じて、あらためて「ものづくり」に携わる誇りと責任を胸に刻むことができました。
    私たちの工場から生まれる製品も、誰かの役に立ち、社会を少しずつ支えている。
    そんな想いを大切に、これからも仕事に向き合っていきたいと思います。

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