日本中が歓喜に包まれたWBCが終わっても、まだまだ興奮が冷めない今日この頃ですね!
準決勝のメキシコ戦まで、絶好の場面で打順が回ってきても、結果が出ない村上選手。
しかし、最後の最後に結果を出した村上選手と、不調でも使い続けた栗山監督の采配には
感動と涙しか出てこなかったです。(WBCを見ていおられなかった方は、なんのこっちゃ?ですね!笑)
私は、小学校6年間は剣道。
中学はラグビー。そして、高校3年間剣道に打ち込んでいました。
高校3年となり、ようやく掴んだレギュラーの座!
そんな最後の試合で、未だに悔いの残るミスを私はしてしまったのです。。。
団体戦の副将(4番手)として出場し、1、2回戦は、3年間先生に教わった基本に基づいた技や、その応用で順当に勝ち進んでいきました。
そして、いよいよ準々決勝。
私が負ければチーム敗退のピンチです。
相手は何度も練習試合などで対戦し、互いを知り尽くしていましたので一進一退の攻防戦です。
残りの試合時間もわずかとなったとき、相手に一瞬、スキがうまれました!
『今だっ!』と、相手の間合いに飛び込みました!
『パァ----ン。1本!』審判が相手の旗を揚げました。
高校3年間のクラブ生活が終わった瞬間でした。
相手のスキがうまれた瞬間、基本の技を使っていれば確実に勝てた試合でしたが、私はこれまで一度も決まったことのない技を仕掛けたのです。
理由は、決まったらカッコイイし、士気が高まると思ったからです。( ̄▽ ̄;)
そんな自分勝手な行動で、キツく、辛かった練習を乗り越えてきた3年間のクラブ生活を台無しにしてしまったのです。
試合終了後、全員集合した時も、いつもは厳しい先生が何も言わなかったのが余計に辛かったです。
数年後、同窓会で集まったときに、そのことが心残りだったので、先生に聞きました。
私: 「なぜ私を怒らなかったのですか?」
先生:「永田、日頃からの鍛錬は裏切らない。勉強になったやろ!」
「それが分かっただけで十分や!大人になっても経験と知識の積み重ねやで!」
その言葉は、今でも私の心の支えとなっています。
私は、自分を良く見せたいがために、他の人を真似たり、背伸びしたくなる傾向があります。
しかし、生まれ持ったセンスや才能は人並なので、そこをカバーするのは、やはり日頃から、結果が出ずともトライアンドエラーを繰り返し、コツコツ継続していくことなのだと思います。
今回のWBCを通して、なかなか結果の出ない村上選手を見ながら、練習は裏切らない。
結果はあとからついてくる!と、テレビに噛りつき、熱い声援を送り続けている自分がいました。
14年ぶりの日本優勝!おめでとうございます!!
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