モノづくりの町東大阪で熱処理工程のある切削加工を得意とする技術集団『切削達人』代表の永田弘です。
少し前のGWを利用して初めて宮城県を旅行してきました!
東北地方へ出張した際に、何度か仙台市で宿泊したことはありましたが、完全プライベートでの 訪問は初めてです。
今回の旅の目的は、海の幸を存分に味わうというのも一つでしたが、テレビで見たことしかない 東日本大震災の被災地を実際に見て、防災意識を高めるということでした。
今年はじめに起きた能登半島地震の時もそうですが、テレビでその光景を見たときは、いつ起きるか 分からない地震や災害に備えて、家族、働くスタッフのためにも最低限度備蓄をしておかなければ!と、 思うのですが、1週間、1ヶ月経つにつれ、その防災意識は薄れていっているのが現状です。 したことといえば、スタッフの家族の緊急連絡網の作成くらい。。。(汗)
私自身、高校生の時に阪神淡路大震災を経験しましたが、大阪は幸いにも被害が少なかったので、 何かお手伝いしたいとボランティアに参加し、倒壊した家や寸断された道路を見て驚いた記憶があります。 そして、東日本大震災で多くの犠牲者、避難する方々をテレビで見た時も『怖いなぁ~』と 他人事で、自分自身なにひとつ教訓ととらえ、備えるという行動に至りませんでした。
今回気仙沼市を訪問し、津波で流された車が、水産高校の校舎の3階に 到達した状況や、町が丸ごと津波で消滅し、骨組みだけとなった防災 センターの建物を見てきました。
想像を絶する悲惨な状況に言葉が出てきませんでしたが、何千人もの 尊い命が奪われた地震と津波の恐怖を体感して、改めて防災意識を高め、 行動に移さなけらばならないと思いました。
津波の影響はないとしても、近年起こるであろう巨大地震に備え、 最低1週間分の食料と水、防寒着や発電設備などスタッフとその家族分は、 備蓄するようにしなければいけないと!
今回アテンドしてくれた方は、海からは離れた場所に暮らしており、被害はなかったとのことでしたが 地震発生当時は停電し、情報も少なく不安な夜を過ごされました。
翌日から発電所が危険だと情報が 錯綜する中で、兵庫のご実家に奥さんと子供を避難させたという緊迫した話をしてくれました。
今回このタイミングで、テレビではなく自分の目と足で被災地を巡る機会ができたことで、 防災意識がすごく高まりました!以前のようにそこで終わらすのではなく、起こらないことを祈りつつ しっかり行動に移します! 当事者になってからでは遅い!!そんな事を考えさせられた旅でした!
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