高精度・高品質

熱処理後の仕上げに欠かせない研磨工程は、職人の腕や勘で仕上げるものなので、熟練した研磨職人でないと対応できません。

完成寸法通りに研磨できているか、マイクロメーターなどの計測機で正確に計測しながらの作業を行いますが、それでも人間のすることですので、どうしてもばらつきがでます。

弊社では、この研磨工程を、NC自動旋盤による「高精度切削仕上げ」で行いますので、はるかに高い精度で仕上げ加工をすることができます。研磨の場合の寸法公差が0.02ミリであったとすれば、その半分の0.01ミリ以内に収めることも可能です。

また研磨の場合、研磨面が複数あるとその都度部品をつかみ変えるので、どうしても誤差が生じてきますが、NC自動旋盤なら、1回のチャッキングで最大5面まで一度に切削することができるので、1面ごとに部品をつかみ変える研磨に比べ、より精度が高くなります。

また、弊社は東大阪の工場では最も早い時期に2種類のISO認証を取得し、品質と環境面で一定レベル以上の状態を維持してきました。こうした基本的な工場の性能をベースに実施する、弊社独自の一貫製造管理体制は、製品の全体的な品質を着実に向上させます。

材料から切削加工で金属部品を削り出し、熱処理後に仕上げの研磨(弊社では切削で対応)を行い納品するまで、一連の作業工程は全て弊社が一元管理しますので、万一問題が生じても、それがどの工程で発生したのか、原因と改善のためのトレーサビリティが担保されます。

完成品は検査部にて抜き取り検査を行い、その後、パートさんの手で全数検査を行いますので、お客さまのもとへ不良品が納品されるということはまずありません。

多くのお客さまが、安心して弊社に全面委託をしていただける理由はそういったところにあります。

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