産業機械や日常になくてはならない機械部品、補修、交換パーツの切削加工を
得意とする会社 切削達人 永田製作所 代表の永田です。
当社が製造した部品が、皆さまの身近になくてはならない製品、機械の一部として
この瞬間も稼働している!と、いうことをこのブログでお伝えしていきたいと思います。
おっ!と、驚かれることもあると思いますので、楽しみにしてくださいね♪
Vol.1と題して、大人の皆さんでしたら、必ず朝と夜に目にするアレです。
ピンポーン!!新聞です。
当社では、その新聞を印刷する『輪転機』という、
でっかいプリンターみたいな機械の中に組み込まれる重要な部品を作っています!
ちなみに、輪転機という機械はこちらです↓
高さは3階建て以上のビルに相当し、奥行きは数百メートルに及ぶモノもあります。
輪転機と言っても、いまいちピンとこないかもわかりませんね。。。
テレビの映像で見かけるこんな機械です↓
新聞は、1枚のロール紙で繋がっていて、ものすごいスピードで数百メートル印刷していきます。
そして、最終的に1枚のサイズに裁断して完成です。
そのスピードに対応しなければならないのが、印刷するために必要なインク。
当社では、インクポンプという部品を製造しています!
当社の扱う製品の中では、一番高難度な製品になります。
なぜ、高精度な切削加工かというと、インクは非常に粘り気があり、
且つ高速で供給し続けなければならないため、インクを押し出すための力が強く、
穴の精度(相手物との隙間があってはいけない)、面粗度(削った目が粗くてはダメ)、
円筒度(きれいな〇でないとダメ)が0.005位内という精度が必要となるからです。
ご依頼当初、機械を買わなければ精度が出せないとお客様にはお伝えしました。
しかし、
『機械を買ってできるなら、買ってでも良いから加工してほしい。全国探しても他にない!』
と、まで言われたので本気で取り組みました。
機械メーカーも立ち上げ時に精度が出せないと言っていましたが、
お客さんと私の本気度を酌んで見事クリアーしてくれたという経緯があります。
近年、新聞の発行部数が減ってきているものの、当社の部品は最終的に、日刊工業新聞、
日本経済新聞、読売新聞、毎日新聞、スポーツ新聞各社など、たくさんの新聞社で使われています。
部品の交換サイクルは、4年に1回となります。
4年に1回といえば、来年オリンピックもあるので、今のW杯ラグビーの日本代表のように、
オリンピックでも日本が大活躍してくれれば、スポーツ新聞や号外などが増えて
交換サイクルが早くなるかも!?笑