切削達人 東大阪にある永田製作所 代表の永田弘です。
20代、30代の私は、結果が全ての刺々しい経営者でした。工場内で、私語をしたり動きの悪いスタッフを見かけると、凝視の眼差しで睨みつけたり、ちゃんと仕事せんか!と大声を張り上げるような近寄りがたい存在だったと思います。
その結果、大量に退職者が出るなど最悪な環境を作り出していたのが10年ほど前のことです。
その後、何が間違っているのか分からない状況が続きましたが、通い出した経営塾で多くの先輩経営者さんと関わらせて頂く中で、自分の間違いにようやくつ気づき始めることが出来ました!
そして、自分には足りないものをもっと補うために、昨年ある勉強会に通いはじめました。
講師は、なんと! ザ・ぼんちの里見まさと師匠です。
(40代以上の方なら?誰もが知る吉本の大御所で、漫才師。相方はおさむちゃんで~す!)
まず、最初に驚いたことは、とにかく腰が低く、お仲間の話をされる時も、必ず先輩、後輩問わず名前の最後には必ず【さん】付けなのです。
話を聴く相手に不快な思いをさせないためにそうされるとのことでした。
そして、話の構成がとにかくお上手で、お話し始められると、緊張感に満ちた会場の空気がガラッと
変わって、笑いと和やかな雰囲気に包まれます。(プロですもんね、、、笑)
相手の話をしっかり聞き、うなずき、相槌を打ち、ユーモア溢れる返しをする。
これこそ私に足りない部分だと感じました!
実際に、スタッフと話をするときに、この学びを実践すると相手から次から次へと会話をしてきて距離も近づき、身内の話などもしてくれるようになりました!
人と会話するとき、共通項を見つけたり、ちょっと話の最後にオチをつける!
これだけで、こんなにも空気が変わることに驚きと同時に今までのことを反省しました。
社長は、会社、働くスタッフの生活を守るために、売上や利益など頭の中から忘れることは出来ません。しかし、良い時でも、悪い時でも、顔には出さず、働きやすい環境を作り出すことが、結果、売り上げや利益に繋がるということを学びました。
当然、お客様と話をする時でも、ムスッとした表情や態度で話すよりも、しっかり目を見て話を聞き、こいつには腹割って話せる!という関係を築くことがなにより大切なのだと!
余談ですが、この3ヶ月間におよぶ勉強会の卒業式に、受講生とコンビを組み、学んだことを漫才で発表したのですが、『永田君。M-1出たら一回戦くらい突破できるんちゃうか!?』と、里見まさと師匠からお墨付きを頂けるまでに成長しました!笑
社長に必要なユーモア。もっともっと磨きをかけていきたいと思います!